手首からポタポタ血がしたたり落ちてとても綺麗で

やっと生きていける気がするとは言った

小さく笑っているが哀しそうで

後ろから抱きしめた



何度も名前を繰り返す

「なーに?一護」血を眺めながら答えた

「痛くないか?」

そう言った時のの表情は綺麗だった


「良く分からない、けど赦してもらえた気がするの」

「・・・誰に?」

「さぁ、神様かな?だけどねこれで私は生きていけるの」

そう言って微笑んだ。


それは綺麗で壊れてしまいそうで

が消えてしまいそうな気がして抱きしめた腕をさらに強くした

、好きだずっとずっと好きだ。だからお願いだから俺の前から居なくならないでくれ」

そう俺が言ったらは痛々しい笑みで

「・・・そうだったら良いね」と言った。


どうしてばっかこんなに背負わなくちゃいけないんだ

消えてしまいそうなを見るたびに

無力な自分に嫌気がさす

どうして俺はいつも誰も守れないんだ

幽霊が見えても話せても

こんな力なんの役にもたって無いじゃないか

なぁ俺の前から居なくならないでくれ

お前がいなくなったらと考えたら

怖くて 怖くて 仕方なくなるんだ


なぁ俺はお前よりずっと弱いんだよ、だから消えないでくれ





(4/13)何これ?えっ一護?主人公壊れてるよ